多民族国家マレーシアの魅力が詰まった!心躍るお祭り文化を体験しよう

皆さんこんにちは、hiroYamaDの「overseablog」です。

マレーシアといえば、色鮮やかな食文化や南国の自然が有名ですが、実は“お祭り天国”でもあるんです。

なにしろ、マレー系・中華系・インド系と多民族が暮らす国。宗教も文化も違う人たちが、それぞれの祝日を大切にし、年中どこかで「お祭りムード」が漂っています。
そんなマレーシアの祭りは、宗教的な意味を持ちながらも、みんなが一緒に祝う“オープンな雰囲気”が魅力。

ここでは、マレーシアを代表するお祭りをいくつか紹介していきましょう!

お祭りの宝庫マレーシア by「overseablog」

ハリ・ラヤ・プアサ(Hari Raya Puasa)

イスラム教徒が断食明けを祝う最大のイベント

マレーシアの最大の祝日のひとつが、ラマダン明けに行われる「ハリ・ラヤ・プアサ(Hari Raya Aidilfitri)」です。イスラム教徒にとって神聖な断食月「ラマダン」が終わると、感謝の気持ちと喜びを分かち合う日がやってきます。

この時期になると、町中がキラキラと緑や金の装飾で彩られ、モスクでは祈りが捧げられます。

マレー系家庭では「オープンハウス」と呼ばれる風習があり、宗教の違いを超えて友人や近所の人を招いて食事をふるまいます。
招かれると、ナシレマ(ココナッツライス)やレンダン(スパイシーな牛肉煮込み)など、マレー伝統料理がズラリ。

訪問する側も「セラマット・ハリ・ラヤ!(おめでとう!)」と笑顔で挨拶し合う光景は、見ているだけで心が温まります。

チャイニーズ・ニュー・イヤー(Chinese New Year)

旧正月は爆竹と赤の世界!

マレーシアで2番目に盛り上がるのが、華人(中華系マレーシア人)による「チャイニーズ・ニュー・イヤー」、いわゆる旧正月。

旧暦の1月1日に合わせて行われるため、毎年時期は少しずつ違いますが、だいたい1月末から2月中旬ごろです。

この時期、街は赤いランタンと金色の飾りでいっぱいに。

獅子舞やドラゴンダンスが鳴り響き、ショッピングモールも新年ムード一色になります。
家庭では親戚が集まり、オレンジを贈り合い、餃子や魚料理など「福を呼ぶ料理」(イーサン)を囲んで団らん。

子どもたちが楽しみにしているのは「アンパオ(紅包)」という赤いお年玉袋です。

KL(クアラルンプール)郊外の「天后宮」やペナン島の「極楽寺」ではライトアップが見事で、観光客も見物に訪れます。

爆竹の音と笑い声が夜中まで響く、まさにアジアの熱気を感じられる瞬間です!

ディーパバリ(Deepavali)

光のフェスティバル!インド系の華やかな祝祭

インド系マレーシア人が祝う「ディーパバリ(Deepavali)」は、“光が闇に勝つ日”を象徴するヒンドゥー教のお祭りです。

別名「光のフェスティバル」とも呼ばれ、10月〜11月ごろに行われます。

この日、家庭ではオイルランプやカラフルなランゴリ(色粉で描かれた床の模様)が飾られ、夜になると光が街を包み込みます。

人々は新しい服を身にまとい、寺院で祈りを捧げ、家族と食事を楽しみます。
クアラルンプールの「ブリックフィールズ(リトル・インディア)」に行けば、この時期は特ににぎやか。

サリーやクルタといった民族衣装を着た人々が行き交い、スパイスの香り漂う屋台やスイーツショップが並びます。

インド映画の音楽が流れる中を歩くだけで、異国のエネルギーに包まれます。

タイプーサム(Thaipusam)

衝撃的!信仰と祈りが交錯する壮大な儀式

もう一つ忘れてはいけないのが、毎年1月末ごろに行われる「サータイ・プーサム(Thaipusam)」。

ヒンドゥー教徒が神ムルガンへの信仰を示す祭りで、マレーシア最大のヒンドゥー寺院「バトゥ・ケイブ(Batu Caves)」で行われます。

この祭りの見どころは、信者が体に針やフックを刺し、神への誓いを立てながら272段の階段を上る「カバディ行列」。

初めて見る人には衝撃的ですが、彼らの表情には痛みではなく“祈りの強さ”が感じられます。
夜明け前から始まり、太鼓のリズムに合わせて続々と信者が洞窟の上へと向かう姿は、言葉にできないほど神秘的。

観光客も多く訪れますが、写真を撮る際には敬意を持って見守るのがマナーです。

1年中お祭り!“多民族国家”の楽しみ方

マレーシアでは、これらの宗教的なお祭りのほかにも、収穫を祝う「ガワイ・ダヤク(ボルネオ島の原住民族の祭り)」や、文化イベント「マレーシア・ナショナルデー(独立記念日)」など。

もちろんニューイヤーやクリスマスなど年間を通じてイベントが盛りだくさん。

興味深いのは、どのお祭りも“誰でも参加できる”ということ。

宗教や人種を越えて、「一緒に楽しもう」という空気が自然と広がっているんです。

オープンハウスに参加したり、屋台で特別メニューを食べたり、ランタンを眺めたり…旅行者でも気軽に体験できます。

まとめ:お祭りを通じて見えるマレーシアの“優しさ”

マレーシアのお祭りを巡ると、ただのイベントではなく“人と人のつながり”を感じます。

どの宗教でも「感謝」「喜び」「共存」がテーマ。
観光地を巡るだけではわからない、マレーシアの本当の温かさを知るなら、ぜひお祭りの時期を狙って訪れてみてください。

ただ、年間で日程が定まっていないお祭りもあります。

事前に調べる事をおすすめします。

年中どこかで誰かが祝っている国、それがマレーシア。
きっとあなたも、笑顔と光に包まれる瞬間を体験できるはずです。

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