
皆さんこんにちは、hiroYamaDの「overseablog」です。
マレーシアといえば、美しいビーチや屋台グルメ、そして多民族国家として知られていますよね。
でも実は、「言語の多様さ」もマレーシアの大きな魅力のひとつなんです。
街を歩けば、1つの通りでマレー語、中国語、英語、タミル語が入り混じる――そんな光景が当たり前。
この記事では、そんなマレーシアの「言葉のカラフルな世界」を、旅行者や移住希望者にもわかりやすく紹介していきます!
マレーシアの言語能力は絶大です by「overseablog」
マレー語が“国語”でも、みんなが使うのはそれだけじゃない!
マレーシアの“国語”は「マレー語(Bahasa Melayu)」です。
政府や学校、公的な書類は基本的にマレー語で書かれています。
テレビのニュースや政治のスピーチもマレー語がメイン。
でも、街中で耳を澄ませてみると……意外とマレー語だけではないんです!
例えば、クアラルンプールのカフェでは英語で注文、チャイナタウンでは中国語(主に広東語や福建語)、インド系エリアではタミル語――と、エリアによって言葉がガラッと変わります。
つまりマレーシアでは「どこで誰と話すか」によって、自然と使う言葉もスイッチされるのが日常なんです。
例えば、マレーシア人2人、チャイニーズ系2人、インド系2人がいたとします。
マレーシア人はもう1人のマレーシア人にはマレー語を話します。
その他の人とはマレー語もしくは英語で話します。
同様にチャイニーズ系同士はほぼ中国語で会話し、他の人にはマレー語もしくは英語を話します。
いわゆる瞬間バイリンガルも可能なのです。
日常会話の“バハサ・ロジャック”とは?混ざり合う言葉たち
マレーシアで暮らしていると、よく耳にするのが「バハサ・ロジャック(Bahasa Rojak)」という言葉。
“ロジャック”はマレー語で「ごちゃ混ぜサラダ」という意味。
つまり「言葉のロジャック」は、マレー語・英語・中国語などをミックスして話すスタイルのことなんです!
たとえばこんな感じ👇
“You makan already or not?”(もうご飯食べた?)
“makan”はマレー語で「食べる」、
“already or not”は英語で「もう〜した?」という表現。
このように、1つの文の中に複数の言語が自然に混ざるんです。
初めて聞くと「え、今何語!?」とびっくりしますが、これがマレーシアらしいコミュニケーション。
多民族が仲良く共存する中で生まれた“言葉のハイブリッド”なのです。
教育の現場では?子どもたちもトリリンガルが当たり前!
マレーシアの教育システムも言語の多様性を象徴しています。
国立学校(Sekolah Kebangsaan)では授業の中心がマレー語、
中国系学校では中国語(主にマンダリン)、
インド系学校ではタミル語が使われています。
さらにどの学校でも「英語」は必修。
そのため、多くのマレーシア人は
🌟マレー語+英語+母語(中国語やタミル語など)
の“トリリンガル”なんです!
海外で活躍するマレーシア人が多い理由のひとつは、この言語スキルの高さにもあるんですね。
都市と地方で違う?使われる言語のバランス
首都クアラルンプールやペナン、ジョホールバルのような都市部では、英語がとてもよく通じます。
カフェやショッピングモール、ホテルでは英語で十分OK。
一方で、地方の町や村ではマレー語が主流。
英語があまり通じない場所もあるので、旅行者は「ありがとう=Terima kasih」や「いくら?=Berapa?」など、簡単なマレー語を覚えておくと便利です。
また、中国系住民が多いペナンでは広東語や福建語が日常的に使われており、街の看板にも中国語が並びます。
地域によって“主役の言葉”が変わるのも、マレーシアならではの面白さです。
英語は共通語として大活躍!
マレーシアでは、英語が「民族の壁を越える共通言語」として機能しています。
仕事の打ち合わせ、大学の授業、ネットニュースなど、英語が広く使われている場面も多いです。
特にビジネスや観光業では、英語が基本。
そのため、外国人が住むにも非常に暮らしやすい環境です。
「東南アジアで英語が通じる国」と聞くと、まずシンガポールを思い浮かべる人も多いですが、
実はマレーシアも“第二の英語圏”といえるほど、英語教育のレベルが高いんです。
言葉がつなぐ、マレーシアの多民族社会
マレーシアにはマレー系・中華系・インド系を中心に、さまざまな民族が共に暮らしています。
それぞれが自分のルーツと言葉を大切にしながらも、お互いを尊重し、自然に共存しているのがマレーシアの魅力。
祝日には中国正月(春節)もハリラヤ(断食明け)もディーパバリ(光の祭典)も、みんなでお祝いします。
異なる言葉を話しても、笑顔や「Thank you」「Terima kasih」で通じ合える、それがマレーシアという国の温かさなんです。
まとめ:マレーシアは“言語のテーマパーク”!
マレーシアを一言で表すなら、「言語のテーマパーク」かもしれません。
マレー語、英語、中国語、タミル語、そしてそれらが混ざり合うバハサ・ロジャック。
日常の中でこれだけ多くの言葉が飛び交う国は、世界でもなかなかありません。
旅行者にとっては「英語が通じやすい安心感」と「異文化を肌で感じる面白さ」の両方が味わえる場所。
マレーシアを訪れたら、ぜひ耳を澄ませて、言葉のリズムを楽しんでみてください。
そこには、ひとつの国にいくつもの文化が息づく、カラフルな世界が広がっています。
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